自業務ファイルで試す
サンプルを自社ファイルに差し替えて業務適用の実現性を90分で検証できます。
- 業務テーマ別(マニ ュアル検索 / 議事録 / 設計書レビュー / テスト設計)の置き換え手順
- 変えてよい箇所・変えてはいけない箇所の明確な切り分け
- 出力品質を評価する6つの判断軸
このページを読めば、「導入に値するか」の判断材料が揃います。
概要
このページでは、Agentiqsのサンプルデータを確認した後、自社の業務ファイルに置き換えて90分で試すための進め方を説明します。
サンプルデータを実行すると、Agentiqsで何ができるかを短時間で確認できます。
しかし、実際に導入効果を判断するには、自社のマニュアル、FAQ、会議メモ、設計書、レビュー観点、過去指摘などを使って試すことが重要です。
この90分コースでは、サンプルを大きく作り替えるのではなく、まず入力ファイルだけを自社業務ファイルに置き換えます。
そのうえで、出力結果を確認し、必要に応じて質問文、レビュー観点、AIエージェント、ワークフローを少しずつ調整します。
このページの目的は、評価版ユーザーが「Agentiqsは自社業務でも使えそうか」を短時間で判断できるようにすることです。
このページで分かること
このページでは、以下を説明します。
- 自社業務ファイルで試す目的
- 90分で確認するゴール
- 事前に準備するファイル
- どのサンプルを土台にすべきか
- 自社ファイルに置き換える手順
- 業務テーマ別の試し方
- 出力結果の評価方法
- よくあるつまずきと対策
- 90分後に整理すべきこと
- 次に進むべきページ
この90分コースのゴール
この90分コースのゴールは、Agentiqsを自社業務に適用できるか、小さな範囲で確認することです。
90分後に、以下を判断できる状態を目指します。
| ゴール | 内容 |
|---|---|
| 自社ファイルで動くか確認する | サンプルの入力データを自社ファイルに置き換えて実行できる |
| 出力品質を確認する | 回答、議事録、レビュー指摘、テスト項目などが実務で使えそうか確認できる |
| 調整ポイントを把握する | 入力ファイル、質問文、レビュー観点、出力形式のどこを改善すべきか分かる |
| 業務適用候補を決める | 自社で最初に適用すべき業務テーマを1つ以上見つけられる |
| 次のアクションを決める | AIエージェント作成、ワークフロー作成、ナレッジ整備などの次ステップを決められる |
このコースで確認するAgentiqsの価値
自社業務ファイルで試すことで、以下を確認できます。
| 確認する価値 | 内容 |
|---|---|
| 自社文書の活用 | マニュアル、仕様書、FAQなどをAIが扱えるか |
| 業務成果物の生成 | 会議メモ、設計書、レビュー指摘などから成果物を作れるか |
| レビュー支援 | 自社設計書をレビュー観点に沿って確認できるか |
| 出力の実用性 | 人が確認・修正しやすい形で出力できるか |
| 置き換えやすさ | サンプルを自社業務向けに調整できそうか |
| 業務効果 | 調査時間短縮、資料作成効率化、レビュー抜け漏れ防止につながりそうか |
対象者
このページは、以下のような方を対象にしています。
- サンプルデータを実行し、次に自社データで試したい方
- Agentiqsが自社業務に適用できるか確認したい方
- マニュアル、FAQ、会議メモ、設計書、レビュー指摘などを使って評価したい方
- AIエージェントやワークフローを作る前に、まず小さく試したい方
- 設計、レビュー、テスト設計、問い合わせ対応などへの活用を検討している方
- 評価結果を上司やチームに説明したい方
事前に完了しておくこと
以下を確認し、準備してください。
- 「評価版スタートガイド - 評価前に準備すること」の環境準備
最初に用意する自社ファイル
初回は、以下のようなファイルから1つ選ぶことをおすすめします。
| 業務テーマ | 用意するファイル | 対応するサンプル |
|---|---|---|
| 文書検索 | 製品マニュアル、仕様書、FAQ | 膨大な文書を横断して検索 |
| 議事録作成 | 会議メモ、打ち合わせメモ | 議事録を自動生成 |
| 設計書レビュー | 機能設計書、詳細設計書、API仕様書 | 観点に従って設計書をレビュー |
| 厳密レビュー | 章立てされた設計書、レビュー観点表 | 設計書を観点別に厳密にレビュー |
| テスト設計 | 設計書、テスト観点表 | 設計書からテスト設計を生成 |
| レビュー観点作成 | 過去レビュー指摘一覧 | レビュー指摘から観点抽出 |
| モデルレビュー | Next Designプロジェクトのコピー | Next Designのモデルを観点別にレビュー |
| 指摘登録 | 検証用Lightning Reviewファイル | レビュー指摘をLightning Reviewに自動登録 |
初回におすすめする条件
自社ファイルで初めて試す場合は、以下の条件にしてください。
| 項目 | 推奨 |
|---|---|
| ファイル数 | 1ファイル |
| 文書量 | 5〜20ページ程度 |
| テーマ | 1つに絞る |
| 対象範囲 | 1機能、1章、1会議、1レビューなど |
| レビュー観点 | 3〜5個 |
| 出力先 | 検証用フォルダ、検証用Excel、検証用Markdown |
| 外部ツール | 初回は本番ではなく、コピーまたは検証用データ |
| 評価方法 | 既存成果物や有識者確認と比較できること |
最初に避けた方がよいこと
初回の自社ファイル評価では、以下を避けてください。
| 避けた方がよいこと | 理由 |
|---|---|
| 大量の文書を一度に使う | 出力が期待と違った場合に原因を切 り分けにくいため |
| 複数テーマの文書を混在させる | AIがどの情報を優先すべきか判断しにくいため |
| 本番ファイルを直接更新する | 想定外の結果が残る可能性があるため |
| 本番レビューや本番プロジェクトに直接登録する | 不要な指摘やモデルが残る可能性があるため |
| サンプルのワークフローを大きく変更する | 動かなくなった場合に原因を特定しにくいため |
| 正解が分からない資料で評価する | 出力の妥当性を判断できないため |
| 古い文書と新しい文書を混ぜる | 古い情報に基づいて回答する可能性があるため |
まずは、サンプルの構造を活かし、入力データだけを差し替えるところから始めてください。
90分コース詳細
全体タイムテーブル
以下の順番で進めると、自社業務への適用可能性を短時間で確認できます。
| 時間 | 内容 | 目的 |
|---|---|---|
| 0〜10分 | 評価テーマと自社ファイルを決める | 何を試すかを絞る |
| 10〜20分 | 置き換え元のサンプルを確認する | 正常動作と入力・出力を確認する |
| 20〜35分 | 自社ファイルに差し替える | 入力データだけを置き換える |
| 35〜55分 | 実行して出力を確認する | 自社データでの出力品質を見る |
| 55〜70分 | 質問文・観点・出力形式を調整する | 実務で使いやすくする |
| 70〜80分 | 再実行して改善結果を確認する | 調整効果を見る |
| 80〜90分 | 評価結果と次のアクションを整理する | 継続検証の方針を決める |
0〜10分:評価テーマと自社ファイルを決める
最初に、今回の90分で試すテーマを1つに絞ります。
テーマの選び方
以下の観点で選んでください。
| 観点 | 確認内容 |
|---|---|
| 業務効果が分かりやすい | 時間短縮、品質向上、抜け漏れ防止などを説明しやすいか |
| 入力データが用意しやすい | 検証用のファイルをすぐ用意できるか |
| 出力の良し悪しを 判断できる | 業務担当者が妥当性を確認できるか |
| サンプルに近い | 既存サンプルの入力・出力に近いか |
| 小さく試せる | 1ファイル、1機能、1会議などに絞れるか |
おすすめテーマ
初回は、以下のいずれかをおすすめします。
| テーマ | 理由 |
|---|---|
| 自社マニュアル検索 | 効果が分かりやすく、質問で評価しやすい |
| 自社会議メモから議事録作成 | 入力と出力の対応を確認しやすい |
| 自社設計書レビュー | Agentiqsらしい業務支援の価値を確認しやすい |
| 自社設計書からテスト項目生成 | 工程横断の価値を確認しやすい |
| 過去レビュー指摘から観点抽出 | 既存資産活用の価値を確認しやすい |
評価テーマの記録例
# 自社業務ファイル評価メモ
## 評価テーマ
自社設計書をレビュー観点に沿ってレビューできるか確認する。
## 使用する自社ファイル
- 温度監視機能_詳細設計書.docx
- 設計レビュー観点.xlsx
## 期待する出力
- レビュー指摘一覧
- 指摘理由
- 重要度
- 確認事項
- 改善案
## 評価観点
- 指摘が実務上妥当か
- 設計書の記述に基づいているか
- 自社レビュー観点に沿っているか
- 人が確認しやすい形式か
10〜20分:置き換え元のサンプルを確認する
自社ファイルに差し替える前に、必ず置き換え元のサンプルを同梱データのまま確認してください。
確認すること
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力ファイル | 何を入力として使っているか |
| 追加データ | レビュー観点、出力フォーマット、設定ファイルなどがあるか |
| 処理の流れ | AIエージェントやワークフローが何をしているか |
| 出力先 | 結果がどこに出力されるか |
| 出力形式 | Markdown、Excel、Lightning Reviewなど |
| 変更しやすい箇所 | どのファイルを差し替えればよいか |
| 変更しない方がよい箇所 | 初回は触らない方がよい設定はどこか |
サンプル別の置き換えポイント
| サンプル | 最初に差し替えるもの | 初回は変更しない方がよいもの |
|---|---|---|
| 膨大な文書を横断して検索 | ナレッジに登録する文書 | AIエージェントの基本設定 |
| 議事録を自動生成 | 会議メモ | 出力フォーマット、ワークフロー構造 |
| 観点に従って設計書をレビュー | 設計書、レビュー観点 | 出力形式、AIエージェントの基本プロンプト |
| 設計書を観点別に厳密にレビュー | 設計書、レビュー観点 | 章分割・観点ループの構造 |
| 設計書からテスト設計を生成 | 設計書、テスト観点 | 出力形式、生成ルール |
| レビュー指摘から観点抽出 | 過去レビュー指摘一覧 | 観点出力形式 |
| Next Designのモデルを観点別にレビュー | 検証用Next Designプロジェクト | 本番プロジェクト、メタモデル構造 |
| レビュー指摘をLightning Reviewに自動登録 | 検証用設計書、検証用LRファイル | 本番レビューへの登録 |
20〜35分:自社ファイルに差し替える
サンプルの構造を確認したら、自社ファイルに差し替えます。
初回は、できるだけ変更箇所を少なくしてください。
変更する:
- 入力ファイル
- 必要に応じてレビュー観点
- 出力先
変更しない:
- ワークフロー全体構造
- AIエージェントの基本プロンプト
- 外部ツール連携設定
- 出力形式
自社ファイル差し替えの基本手順
- サンプルの入力フォルダを確認する
- 自社ファイルを検証用にコピーする
- サンプルの入力ファイルと同じ場所、または指定された場所に配置する
- ファイル名やパスを設定で指定する
- 出力先を検証用フォルダにする
- ワークフローまたはAIエージェントを実行する
自社ファイルを使うときの注意
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| コピーを使う | 本番ファイルではなく、検証用コピーを使用する |
| ファイル名を分かりやすくする | 出力結果の確認や原因切り分けがしやすくなる |
| 文字量を絞る | 初回は1章、1機能、1会議程度にする |
| 機密情報を確認する | 社内ルールに従って取り扱う |
| 出力先を分ける | サンプル出力と自社評価出力を混在させない |
| 既存ファイルを上書きしない | 出力先は新規ファイルまたは検証用ファイルにする |
35〜55分:実行して出力を確認する
自社ファイルに差し替えたら、実行して出力結果を確認します。
この段階では、完璧な出力を求める必要はありません。
まず、自社ファイルを読み取り、期待する種類の出力が得られるかを確認してください。
確認すること
| 確認項目 | 内容 |
|---|---|
| 入力読み取り | 自社ファイルの内容が正しく読み取られているか |
| 処理実行 | サンプルと同じ流れで実行できているか |
| 出力生成 | 期待するファイルや結果が出力されているか |
| 内容の妥当性 | 出力内容が実務上意味のあるものか |
| 根拠性 | 自社ファイルの記述に基づいているか |
| 過剰な推測 | ファイルにない内容を断定していないか |
| 修正しやすさ | 人が確認・修正しやすい形式か |
出力結果の評価基準
| 評価観点 | 良い状態 | 改善が必要な状態 |
|---|---|---|
| 正確性 | 入力ファイルの内容と矛盾していない | 入力にない内容を断定している |
| 具体性 | 次の作業に使える粒度で出力されている | 一般論が多く、具体性が低い |
| 構造化 | 表、見出し、項目が整理されている | 長文で読みづらい |
| 根拠性 | 該当箇所や理由が分かる | なぜそう判断したか分からない |
| 実務利用性 | たたき台として使える | 手直し量が多すぎる |
| 再利用性 | 同じ業務で繰り返し使えそう | 毎回大きく調整が必要そう |
55〜70分:質問文・観点・出力形式を調整する
出力結果を確認したら、必要に応じて調整します。
初回の調整では、AIエージェントやワークフロー全体を大きく変更するのではなく、質問文、レビュー観点、出力形式を調整してください。
調整しやすい項目
| 調整対象 | 調整例 |
|---|---|
| 質問文 | 対象、条件、出力形式を明確にする |