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自業務ファイルで試す

このページの要約

サンプルを自社ファイルに差し替えて業務適用の実現性を90分で検証できます。

  • 業務テーマ別(マニュアル検索 / 議事録 / 設計書レビュー / テスト設計)の置き換え手順
  • 変えてよい箇所・変えてはいけない箇所の明確な切り分け
  • 出力品質を評価する6つの判断軸

このページを読めば、「導入に値するか」の判断材料が揃います。

概要

このページでは、Agentiqsのサンプルデータを確認した後、自社の業務ファイルに置き換えて90分で試すための進め方を説明します。

サンプルデータを実行すると、Agentiqsで何ができるかを短時間で確認できます。
しかし、実際に導入効果を判断するには、自社のマニュアル、FAQ、会議メモ、設計書、レビュー観点、過去指摘などを使って試すことが重要です。

この90分コースでは、サンプルを大きく作り替えるのではなく、まず入力ファイルだけを自社業務ファイルに置き換えます。
そのうえで、出力結果を確認し、必要に応じて質問文、レビュー観点、AIエージェント、ワークフローを少しずつ調整します。

このページの目的は、評価版ユーザーが「Agentiqsは自社業務でも使えそうか」を短時間で判断できるようにすることです。

このページで分かること

このページでは、以下を説明します。

  • 自社業務ファイルで試す目的
  • 90分で確認するゴール
  • 事前に準備するファイル
  • どのサンプルを土台にすべきか
  • 自社ファイルに置き換える手順
  • 業務テーマ別の試し方
  • 出力結果の評価方法
  • よくあるつまずきと対策
  • 90分後に整理すべきこと
  • 次に進むべきページ

この90分コースのゴール

この90分コースのゴールは、Agentiqsを自社業務に適用できるか、小さな範囲で確認することです。

90分後に、以下を判断できる状態を目指します。

ゴール内容
自社ファイルで動くか確認するサンプルの入力データを自社ファイルに置き換えて実行できる
出力品質を確認する回答、議事録、レビュー指摘、テスト項目などが実務で使えそうか確認できる
調整ポイントを把握する入力ファイル、質問文、レビュー観点、出力形式のどこを改善すべきか分かる
業務適用候補を決める自社で最初に適用すべき業務テーマを1つ以上見つけられる
次のアクションを決めるAIエージェント作成、ワークフロー作成、ナレッジ整備などの次ステップを決められる

このコースで確認するAgentiqsの価値

自社業務ファイルで試すことで、以下を確認できます。

確認する価値内容
自社文書の活用マニュアル、仕様書、FAQなどをAIが扱えるか
業務成果物の生成会議メモ、設計書、レビュー指摘などから成果物を作れるか
レビュー支援自社設計書をレビュー観点に沿って確認できるか
出力の実用性人が確認・修正しやすい形で出力できるか
置き換えやすさサンプルを自社業務向けに調整できそうか
業務効果調査時間短縮、資料作成効率化、レビュー抜け漏れ防止につながりそうか

対象者

このページは、以下のような方を対象にしています。

  • サンプルデータを実行し、次に自社データで試したい方
  • Agentiqsが自社業務に適用できるか確認したい方
  • マニュアル、FAQ、会議メモ、設計書、レビュー指摘などを使って評価したい方
  • AIエージェントやワークフローを作る前に、まず小さく試したい方
  • 設計、レビュー、テスト設計、問い合わせ対応などへの活用を検討している方
  • 評価結果を上司やチームに説明したい方

事前に完了しておくこと

自社業務ファイルで試す前に、以下を完了しておくことをおすすめします。

確認項目内容
Agentiqsを起動できるAgentiqsが利用できる状態になっている
AIとチャットできるAIプロバイダー設定が完了している
サンプルデータを配置しているサンプルデータが指定フォルダに配置されている
サンプル設定をインポートしているAIエージェント、ワークフロー、ツール設定が利用できる
関連サンプルを実行している置き換え元にするサンプルを同梱データのまま実行済みである
自社ファイルを用意している検証用にコピーした自社ファイルを用意している

まだサンプルを実行していない場合は、先に以下を確認してください。

最初に用意する自社ファイル

初回は、以下のようなファイルから1つ選ぶことをおすすめします。

業務テーマ用意するファイル対応するサンプル
文書検索製品マニュアル、仕様書、FAQ膨大な文書を横断して検索
議事録作成会議メモ、打ち合わせメモ議事録を自動生成
設計書レビュー機能設計書、詳細設計書、API仕様書観点に従って設計書をレビュー
厳密レビュー章立てされた設計書、レビュー観点表設計書を観点別に厳密にレビュー
テスト設計設計書、テスト観点表設計書からテスト設計を生成
レビュー観点作成過去レビュー指摘一覧レビュー指摘から観点抽出
モデルレビューNext DesignプロジェクトのコピーNext Designのモデルを観点別にレビュー
指摘登録検証用Lightning Reviewファイルレビュー指摘をLightning Reviewに自動登録

初回におすすめする条件

自社ファイルで初めて試す場合は、以下の条件にしてください。

項目推奨
ファイル数1ファイル
文書量5〜20ページ程度
テーマ1つに絞る
対象範囲1機能、1章、1会議、1レビューなど
レビュー観点3〜5個
出力先検証用フォルダ、検証用Excel、検証用Markdown
外部ツール初回は本番ではなく、コピーまたは検証用データ
評価方法既存成果物や有識者確認と比較できること

最初に避けた方がよいこと

初回の自社ファイル評価では、以下を避けてください。

避けた方がよいこと理由
大量の文書を一度に使う出力が期待と違った場合に原因を切り分けにくいため
複数テーマの文書を混在させるAIがどの情報を優先すべきか判断しにくいため
本番ファイルを直接更新する想定外の結果が残る可能性があるため
本番レビューや本番プロジェクトに直接登録する不要な指摘やモデルが残る可能性があるため
サンプルのワークフローを大きく変更する動かなくなった場合に原因を特定しにくいため
正解が分からない資料で評価する出力の妥当性を判断できないため
古い文書と新しい文書を混ぜる古い情報に基づいて回答する可能性があるため

まずは、サンプルの構造を活かし、入力データだけを差し替えるところから始めてください。


90分コース詳細

全体タイムテーブル

以下の順番で進めると、自社業務への適用可能性を短時間で確認できます。

時間内容目的
0〜10分評価テーマと自社ファイルを決める何を試すかを絞る
10〜20分置き換え元のサンプルを確認する正常動作と入力・出力を確認する
20〜35分自社ファイルに差し替える入力データだけを置き換える
35〜55分実行して出力を確認する自社データでの出力品質を見る
55〜70分質問文・観点・出力形式を調整する実務で使いやすくする
70〜80分再実行して改善結果を確認する調整効果を見る
80〜90分評価結果と次のアクションを整理する継続検証の方針を決める

0〜10分:評価テーマと自社ファイルを決める

最初に、今回の90分で試すテーマを1つに絞ります。

テーマの選び方

以下の観点で選んでください。

観点確認内容
業務効果が分かりやすい時間短縮、品質向上、抜け漏れ防止などを説明しやすいか
入力データが用意しやすい検証用のファイルをすぐ用意できるか
出力の良し悪しを判断できる業務担当者が妥当性を確認できるか
サンプルに近い既存サンプルの入力・出力に近いか
小さく試せる1ファイル、1機能、1会議などに絞れるか

おすすめテーマ

初回は、以下のいずれかをおすすめします。

テーマ理由
自社マニュアル検索効果が分かりやすく、質問で評価しやすい
自社会議メモから議事録作成入力と出力の対応を確認しやすい
自社設計書レビューAgentiqsらしい業務支援の価値を確認しやすい
自社設計書からテスト項目生成工程横断の価値を確認しやすい
過去レビュー指摘から観点抽出既存資産活用の価値を確認しやすい

評価テーマの記録例

# 自社業務ファイル評価メモ

## 評価テーマ

自社設計書をレビュー観点に沿ってレビューできるか確認する。

## 使用する自社ファイル

- 温度監視機能_詳細設計書.docx
- 設計レビュー観点.xlsx

## 期待する出力

- レビュー指摘一覧
- 指摘理由
- 重要度
- 確認事項
- 改善案

## 評価観点

- 指摘が実務上妥当か
- 設計書の記述に基づいているか
- 自社レビュー観点に沿っているか
- 人が確認しやすい形式か

10〜20分:置き換え元のサンプルを確認する

自社ファイルに差し替える前に、必ず置き換え元のサンプルを同梱データのまま確認してください。

確認すること

確認項目内容
入力ファイル何を入力として使っているか
追加データレビュー観点、出力フォーマット、設定ファイルなどがあるか
処理の流れAIエージェントやワークフローが何をしているか
出力先結果がどこに出力されるか
出力形式Markdown、Excel、Lightning Reviewなど
変更しやすい箇所どのファイルを差し替えればよいか
変更しない方がよい箇所初回は触らない方がよい設定はどこか

サンプル別の置き換えポイント

サンプル最初に差し替えるもの初回は変更しない方がよいもの
膨大な文書を横断して検索ナレッジに登録する文書AIエージェントの基本設定
議事録を自動生成会議メモ出力フォーマット、ワークフロー構造
観点に従って設計書をレビュー設計書、レビュー観点出力形式、AIエージェントの基本プロンプト
設計書を観点別に厳密にレビュー設計書、レビュー観点章分割・観点ループの構造
設計書からテスト設計を生成設計書、テスト観点出力形式、生成ルール
レビュー指摘から観点抽出過去レビュー指摘一覧観点出力形式
Next Designのモデルを観点別にレビュー検証用Next Designプロジェクト本番プロジェクト、メタモデル構造
レビュー指摘をLightning Reviewに自動登録検証用設計書、検証用LRファイル本番レビューへの登録

20〜35分:自社ファイルに差し替える

サンプルの構造を確認したら、自社ファイルに差し替えます。

初回は、できるだけ変更箇所を少なくしてください。

変更する:
- 入力ファイル
- 必要に応じてレビュー観点
- 出力先

変更しない:
- ワークフロー全体構造
- AIエージェントの基本プロンプト
- 外部ツール連携設定
- 出力形式

自社ファイル差し替えの基本手順

  1. サンプルの入力フォルダを確認する
  2. 自社ファイルを検証用にコピーする
  3. サンプルの入力ファイルと同じ場所、または指定された場所に配置する
  4. ファイル名やパスを設定で指定する
  5. 出力先を検証用フォルダにする
  6. ワークフローまたはAIエージェントを実行する

自社ファイルを使うときの注意

注意点内容
コピーを使う本番ファイルではなく、検証用コピーを使用する
ファイル名を分かりやすくする出力結果の確認や原因切り分けがしやすくなる
文字量を絞る初回は1章、1機能、1会議程度にする
機密情報を確認する社内ルールに従って取り扱う
出力先を分けるサンプル出力と自社評価出力を混在させない
既存ファイルを上書きしない出力先は新規ファイルまたは検証用ファイルにする

35〜55分:実行して出力を確認する

自社ファイルに差し替えたら、実行して出力結果を確認します。

この段階では、完璧な出力を求める必要はありません。
まず、自社ファイルを読み取り、期待する種類の出力が得られるかを確認してください。

確認すること

確認項目内容
入力読み取り自社ファイルの内容が正しく読み取られているか
処理実行サンプルと同じ流れで実行できているか
出力生成期待するファイルや結果が出力されているか
内容の妥当性出力内容が実務上意味のあるものか
根拠性自社ファイルの記述に基づいているか
過剰な推測ファイルにない内容を断定していないか
修正しやすさ人が確認・修正しやすい形式か

出力結果の評価基準

評価観点良い状態改善が必要な状態
正確性入力ファイルの内容と矛盾していない入力にない内容を断定している
具体性次の作業に使える粒度で出力されている一般論が多く、具体性が低い
構造化表、見出し、項目が整理されている長文で読みづらい
根拠性該当箇所や理由が分かるなぜそう判断したか分からない
実務利用性たたき台として使える手直し量が多すぎる
再利用性同じ業務で繰り返し使えそう毎回大きく調整が必要そう

55〜70分:質問文・観点・出力形式を調整する

出力結果を確認したら、必要に応じて調整します。

初回の調整では、AIエージェントやワークフロー全体を大きく変更するのではなく、質問文、レビュー観点、出力形式を調整してください。

調整しやすい項目

調整対象調整例
質問文対象、条件、出力形式を明確にする
レビュー観点自社基準に合わせて観点を具体化する
出力形式表形式、チェックリスト形式、FAQ形式などを指定する
対象範囲全体ではなく、特定章や特定機能に絞る
重要度高・中・低の判断基準を指定する
推測抑制記載がない内容を断定しないよう指定する
確認事項不明点は問題指摘ではなく確認事項として出力させる

質問文の改善例

文書検索の場合

改善前:

このマニュアルについて教えてください。

改善後:

選択したナレッジに含まれるマニュアルの記載に基づいて、初期設定時に確認すべき項目を整理してください。

以下の表形式で出力してください。

| 確認項目 | 内容 | 注意事項 | 参照すべき箇所 |
議事録作成の場合

改善前:

議事録を作ってください。

改善後:

添付した会議メモをもとに、議事録を作成してください。

以下を分けて整理してください。

- 会議概要
- 議論内容
- 決定事項
- ToDo
- 未決事項

メモに記載がない内容は推測で補わず、「記載なし」としてください。
設計書レビューの場合

改善前:

この設計書をレビューしてください。

改善後:

添付した設計書を、以下の観点でレビューしてください。

- 仕様の明確性
- 異常系
- 境界値
- 状態遷移
- テスト容易性

指摘は、設計書に記載された内容を根拠にしてください。
記載がない内容を推測して断定しないでください。
判断に必要な情報が不足している場合は、確認事項として出力してください。

以下の表形式で出力してください。

| No | 観点 | 該当箇所 | 指摘内容 | 指摘理由 | 重要度 | 確認事項 | 改善案 |
テスト設計の場合

改善前:

テストケースを作ってください。

改善後:

添付した設計書をもとに、テスト設計のたたき台を作成してください。

以下を含めてください。

- テスト観点
- テスト条件
- 入力値
- 操作
- 期待結果
- 確認すべき仕様
- 不明点

設計書に期待結果が明記されていない場合は、推測で補わず、確認事項として出力してください。

70〜80分:再実行して改善結果を確認する

質問文や観点を調整したら、再実行して改善結果を確認します。

比較すること

比較項目確認内容
正確性入力ファイルに基づいた出力になったか
具体性より実務で使いやすい内容になったか
構造化表や項目が整理されたか
推測の抑制記載のない内容を断定しなくなったか
重要度指摘や項目の優先度が分かりやすくなったか
確認事項不明点が確認事項として整理されたか

改善結果の記録例

## 1回目の出力

### 良かった点
- 設計書の内容を読み取れていた
- 異常系の不足を指摘できていた

### 気になった点
- 指摘理由がやや一般的だった
- 該当箇所が分かりにくかった
- 設計書にない内容を少し推測していた

## 調整内容

- 「設計書に記載された内容を根拠にする」と明記した
- 出力列に「該当箇所」を追加した
- 不明点は「確認事項」として出すようにした

## 2回目の出力

### 改善された点
- 指摘理由が具体的になった
- 該当箇所が分かりやすくなった
- 推測が減った

### まだ改善が必要な点
- 重要度基準を自社ルールに合わせたい

80〜90分:評価結果と次のアクションを整理する

最後に、90分の評価結果を整理します。

評価結果として整理すること

項目内容
試した業務テーマ何の業務で試したか
使用した自社ファイルどのファイルを使ったか
置き換え元サンプルどのサンプルを土台にしたか
良かった点業務で使えそうな点
気になった点改善が必要な点
次に調整すること観点、プロンプト、出力形式、ワークフローなど
業務適用可否継続検証すべきか、別テーマを試すべきか
次のアクションAIエージェント作成、ワークフロー化、チーム評価など

評価結果メモのテンプレート

# 自社業務ファイル評価結果

## 評価テーマ

-

## 使用した自社ファイル

-

## 置き換え元サンプル

-

## 実行した内容

-

## 良かった点

-
-
-

## 気になった点

-
-
-

## 出力品質の評価

| 評価観点 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 正確性 | | |
| 具体性 | | |
| 根拠性 | | |
| 構造化 | | |
| 実務利用性 | | |
| 再利用性 | | |

## 自社業務に適用できそうか

-

## 次に調整すること

- [ ] 入力ファイルを整理する
- [ ] レビュー観点を自社基準に合わせる
- [ ] AIエージェントを作成する
- [ ] ワークフローを調整する
- [ ] 出力形式を自社帳票に合わせる
- [ ] チームメンバーに試してもらう

## 次のアクション

-

業務テーマ別の試し方

ここからは、業務テーマ別に、自社ファイルで試す方法を説明します。

自社マニュアル・FAQで試す

自社の製品マニュアル、FAQ、問い合わせ対応資料を使って、ナレッジ活用を試す場合の流れです。

対応するサンプル

用意するファイル

ファイル内容
製品マニュアル機能説明、操作手順、制約事項
FAQよくある質問と回答
問い合わせ対応メモ問い合わせ時の確認事項、回答例
用語集製品や業務で使う用語の定義

試す質問例

選択したナレッジに基づいて、この機能の設定手順を教えてください。
ユーザーから「設定しても動作しない」と問い合わせが来た場合、最初に確認すべきことを整理してください。
この機能を使うときの注意事項を、表形式で整理してください。

| 注意事項 | 理由 | 参照すべき情報 |
ナレッジに記載がない内容は推測せず、「ナレッジ上では確認できません」と回答してください。

評価ポイント

評価観点確認内容
文書参照マニュアルやFAQに基づいて回答しているか
回答品質サポート回答のたたき台として使えるか
不明点の扱い記載がない内容を断定していないか
業務効果調査時間や回答作成時間を短縮できそうか

自社会議メモで試す

会議メモや打ち合わせメモを使って、議事録生成を試す場合の流れです。

対応するサンプル

用意するファイル

ファイル内容
会議メモ議論内容、発言メモ、決定事項、ToDo
議事録フォーマット自社で使っている議事録形式
過去議事録出力の参考にする議事録

試す依頼例

添付した会議メモをもとに、議事録を作成してください。

以下を分けて整理してください。

- 会議概要
- 議論内容
- 決定事項
- ToDo
- 未決事項
ToDoを以下の表形式で抽出してください。

| No | ToDo | 担当者 | 期限 | 補足 |
会議メモに記載がない内容は推測で補わず、「記載なし」としてください。

評価ポイント

評価観点確認内容
情報抽出決定事項やToDoを正しく抽出しているか
構造化議事録として読みやすく整理されているか
補完の抑制メモにない内容を勝手に補っていないか
実務利用性人が少し修正すれば使えるたたき台になっているか

自社設計書でレビューを試す

自社の設計書や仕様書を使って、AIによるレビュー支援を試す場合の流れです。

対応するサンプル

用意するファイル

ファイル内容
設計書機能設計書、詳細設計書、API仕様書など
レビュー観点自社チェックリスト、品質基準、レビュー基準
過去レビュー指摘評価時の比較対象として利用
設計標準必要に応じてナレッジとして利用

試す依頼例

添付した設計書を、添付したレビュー観点に従ってレビューしてください。

以下を必ず出力してください。

- 指摘内容
- 該当箇所
- 指摘理由
- 重要度
- 確認事項
- 改善案
テスト設計の観点でレビューしてください。
テスト項目を作成する上で不足している入力条件、期待結果、境界値、異常系、状態遷移条件を指摘してください。
設計書に記載された内容を根拠にしてください。
設計書に記載がない内容は推測して断定せず、確認事項として出力してください。

評価ポイント

評価観点確認内容
指摘妥当性実際のレビュー指摘として意味があるか
観点適合自社レビュー観点に沿っているか
根拠性設計書の記述に基づいているか
重要度優先度判断が実務感覚に合っているか
実務利用性セルフチェックや一次レビューに使えそうか

自社設計書からテスト設計を試す

設計書をもとに、テスト観点やテスト項目の生成を試す場合の流れです。

対応するサンプル

用意するファイル

ファイル内容
設計書テスト対象となる仕様が記載された文書
テスト観点自社のテスト設計基準、確認観点
既存テストケース評価時の比較対象として利用

試す依頼例

添付した設計書をもとに、テスト設計のたたき台を作成してください。

以下を含めてください。

- テスト観点
- テスト条件
- 入力値
- 操作
- 期待結果
- 確認すべき仕様
- 不明点
設計書に期待結果が明記されていない場合は、推測で補わず、確認事項として出力してください。

評価ポイント

評価観点確認内容
テスト観点必要な観点が抽出されているか
期待結果設計書に基づいた期待結果になっているか
不明点設計書不足が確認事項として出ているか
実務利用性テスト設計のたたき台として使えそうか

過去レビュー指摘で試す

過去レビュー指摘をもとに、レビュー観点やチェックリストを作成する場合の流れです。

対応するサンプル

用意するファイル

ファイル内容
過去レビュー指摘一覧指摘内容、分類、原因、対応内容など
レビュー基準自社のレビュー観点や品質基準
障害報告再発防止観点を作る場合に利用

試す依頼例

添付した過去レビュー指摘一覧を分析し、今後の設計書レビューで使えるレビュー観点を抽出してください。

以下の表形式で出力してください。

| No | レビュー観点 | 確認内容 | 指摘例 | 重要度 |
頻出している指摘パターンを分類し、再発防止のためのチェックリストを作成してください。

評価ポイント

評価観点確認内容
指摘傾向過去指摘の傾向を捉えているか
観点化今後使えるレビュー観点になっているか
再利用性チームのチェックリストとして使えそうか
実務効果レビュー品質の標準化につながりそうか

よくあるつまずきと対策

つまずきよくある原因対策
自社ファイルが読み取れないファイル形式、パス、アクセス権限の問題ファイル名、保存場所、アクセス権限を確認する
回答が一般論になる自社ファイルやナレッジが指定されていない対象ファイル、ナレッジを明示する
出力が期待と違う質問文が曖昧対象、条件、出力形式を指定する
指摘が多すぎる対象範囲や観点が広すぎる1章、3〜5観点に絞る
指摘が少なすぎるレビュー観点が抽象的、または設計書情報が不足観点を具体化し、入力文書を確認する
設計書にない内容を断定する推測抑制の指示が不足「記載がない内容は断定しない」と明記する
出力形式が崩れる出力形式の指定が曖昧表形式やJSON形式、列名を明示する
Excelに出力できないシート名、列名、書き込み権限の問題出力先を検証用ファイルにし、形式を確認する
外部ツールに登録されない起動状態、権限、連携設定の問題サンプルページの前提条件を確認する
評価結果を説明しにくい評価観点が決まっていない評価メモテンプレートに沿って整理する

見るべきポイント

自社ファイルの評価

評価では、単に「動いたか」だけでなく、以下を確認してください。

評価観点確認内容
入力適合性自社ファイルをAIが扱えているか
出力品質業務で使える粒度になっているか
根拠性自社ファイルに基づいた出力になっているか
推測抑制記載がない内容を断定していないか
修正しやすさ人が確認・修正しやすい形式か
再現性同じような業務で繰り返し使えそうか
調整容易性観点、質問文、出力形式を調整しやすいか
業務効果時間短縮、品質向上、抜け漏れ防止につながりそうか

普通のAIチャットとの違い

自社ファイルで評価するときは、一般的なAIチャットとの違いも確認してください。

比較観点普通のAIチャットAgentiqs
ファイル活用その場で貼り付けた範囲に依存しやすいファイルやナレッジを参照できる
業務用AIの再利用毎回プロンプトを書く必要があるAIエージェントとして役割を保存できる
定型処理毎回手作業で依頼するワークフローとして実行できる
出力先チャット回答が中心Excel、Markdown、Word、外部ツールに出力できる
レビュー観点毎回手入力しがち観点ファイルやナレッジとして使える
チーム展開個人利用になりやすいAIエージェントやワークフローを共有しやすい

評価後の次のステップ

90分の自社ファイル評価が終わったら、結果に応じて次のステップを選んでください。

評価結果次のステップ
出力品質が良いAIエージェント化、ワークフロー化を検討する
出力は良いが形式を整えたい出力フォーマットやExcel出力を調整する
指摘や回答が一般的質問文、レビュー観点、ナレッジを改善する
入力ファイルが扱いにくい文書構造、見出し、用語、対象範囲を整理する
業務効果がありそうチーム内で小規模に試す
まだ判断できない別の業務テーマ、別の自社ファイルで再評価する

AIエージェント化する場合

同じ業務で繰り返し使えそうな場合は、AIエージェント化を検討してください。

AIエージェント化に向いている状態

条件内容
業務目的が明確何を支援するAIか説明できる
入力データが決まっている設計書、FAQ、会議メモなどが明確
出力形式が決まっている表形式、議事録形式、指摘一覧など
判断基準があるレビュー観点、品質基準、重要度基準など
繰り返し使う同じ業務で継続的に利用する見込みがある

関連ページ:

ワークフロー化する場合

複数の処理を毎回行う場合は、ワークフロー化を検討してください。

ワークフロー化に向いている状態

条件内容
手順が決まっている入力、処理、出力の流れが明確
複数ステップがある読み取り、分析、整形、出力などを組み合わせる
繰り返し実行する同じ処理を何度も実行する
出力先が決まっているExcel、Markdown、Lightning Reviewなど
チームで使いたい個人作業ではなく業務プロセスにしたい

関連ページ:

ナレッジ整備に進む場合

文書検索や問い合わせ対応で効果がありそうな場合は、ナレッジ整備に進みます。

整備すること

整備対象内容
文書の選別利用する文書を最新版に絞る
ナレッジ分割製品別、業務別、用途別に分ける
用語整理用語集や略語一覧を整備する
質問テンプレートよく使う質問文を用意する
回答ルール記載がない内容を断定しないなどの方針を決める

関連ページ:


注意事項

  • 自社ファイルで試す場合は、必ず検証用にコピーしたファイルを使用してください。
  • 機密情報、個人情報、顧客情報を扱う場合は、社内ルールやセキュリティポリシーに従ってください。
  • AIの出力は、最終成果物ではなく、担当者が確認するためのたたき台として扱ってください。
  • 外部ツールに出力・登録する場合は、登録先や更新対象を事前に確認してください。
  • 本番ファイル、本番プロジェクト、本番レビューに直接出力する前に、必ず検証用データで確認してください。
  • 評価時は、できるだけ正解や期待結果が分かるファイルを使ってください。

90分コース完了後に確認すること

自社業務ファイルで試した後は、以下を確認してください。

確認項目内容
自社ファイルで実行できたか入力ファイルを差し替えて実行できたか
出力結果は妥当か業務担当者が見て使えそうな内容か
根拠は明確か自社ファイルの記述に基づいているか
調整ポイントは分かったか質問文、観点、出力形式などの改善点が見えたか
業務適用候補は決まったかどの業務で継続検証するか決められたか
次のアクションは決まったかAIエージェント化、ワークフロー化、ナレッジ整備など

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サンプルデータを確認したいサンプルデータ一覧
ナレッジを活用したいナレッジを活用する
AIエージェントを作成したいレビュー専門のAIエージェントを作成する
ワークフローを作成したい網羅的にレビューするワークフローを作成する
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